Eris in Wonderland Blog

「エリス・イン・ワンダーランド」はしぶとく続くよ。かわいくて邪悪なお写真ブログ。

2014-08-01から1ヶ月間の記事一覧

仮面の権利回復要求運動

私たちは皆、博物館の中に入りたがる。 でも、この仮面たちは博物館の外へ出たいはずよね。 仮面は陳列棚に収監されて、 帝国による凶暴な解説でもって拘禁されているわけ。 ところで、インコはちょっと複雑よ。 私は鳥かごの中にインコを入れたがる。 一方…

憂いなき終末の鳥かご

占星術師には はっきり言ってもらいたかった。 婚期ではなく 嘘偽りない、夢、を。 インコに邪魔されながら 私たちはシンプルに絶滅するのだと。 数学者は夢を過保護にするべきだった。 たくさんのアリスは 吊るされたまま 繰り上げられているではないか。 …

憂いなき終末の温室

憂いなき加害の宮殿を まつ毛のない眼で見上げて アジアの植物と 古くなったレイシズムのあいだを 小さな夢で飾る。

憂いなき終末の部屋

シンプルな人体。 少しの材料から作られたわたくし。 昨日はプルトニウムを取り出した。 今日は納骨堂でお茶をした。 満室のホスピスから聞こえる、 たくさんの寝息。 わたくしは人を×××××にしてしまった。

メソポタミアはエリスの憧れ♪

凛々しい瞳の羊さんもいました。 ラピスラズリの青い袈裟を着て、 直立不動。 こちらも三千年間、 孤高の儀式を行ってたよ。 携えた花は 決して折れない、汚れない。 アブラハムの旅立ちも タリオの法の真の意味も 何もかもすぐそばで見てきたかのような 厳…

ジェイミーオリバーも器用だよね^ ^

ラピスラズリの不思議な小箱。 中に入っていたのは音符でした。 三千年も鳴り響いてて、 表は平和、裏は戦争。 それらの音は同時に奏でられていました。 そんなものを造れるなんて、人間ってほんと器用だよね。

昨日と今日のはざまを飛ぶ鳥

ところで、マダムエリスの考えを述べると、長い間、恐竜さんは濡れ衣を着させられてきたんじゃないかと思うんですの。恐竜さんこそ、もっと自由に想像されるべきですわ。カラフルなウロコや羽毛を持ってる優しい子がごろごろいた世界をイメージしてみましょ…

虚像?あるいは自分を?

みなさまはとっくにご存知だと思うけど、 古代ギリシアの彫刻は、本来、極彩色だったらしいですわよ。 「洗浄」による白さへのこだわりは、 「消毒」によるホロコーストさえ連想させて、 恐ろしいこと、この上ありません。