Eris in Wonderland Blog

「エリス・イン・ワンダーランド」はしぶとく続くよ。かわいくて邪悪なお写真ブログ。

レディバード、応答せよ

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あなたが昆虫国の女王なら

もっと冷淡になるべきよ。

もはや王権神授説は退けられたわ。

他の虫にそれとは知られないやり方で

圧倒的な王政を復活させて、

もういちど

彼らを自ら服従させましょう。

この王国を仕切るのは

エリスに愛された聖なる虫、

てんとうさん、あなたよ。

 

 

つづく

 

非人間の帝国

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窓から入り込んで、

窓から出て行くものなーんだ?

光? いいえ。

黄金? いいえ。

対話? いいえ。

答えは、吸血鬼です^ ^

エリスは陰謀史観が好きだからね、

帝国の王宮には

大昔から

吸血鬼が侵入し続けているんじゃないかなあと

にらんでおります。

今この時も、きっとね。

君の金色の髪、フランセス

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つづき

 

たぶん他の人から見たらね、ただそれだけのことなんだけど。私は何度も何度も思い出すの。うさちゃんが運んできた高貴な空気に、哀しいプリンセスの気配を感じたからかな。

 

あれから20年。朝露を呼吸していた植物や、幸せな銀色のうさぎちゃんや、プリンセス・オブ・ウェールズは、もうどこにも見つけることはできませんでした。

 

 

P.S.

哀悼メッセージに、次期国王の名前がないこと、気付いたかな。

 

君の銀色の髪、うさぎちゃん

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もう20年も前の話よ。ここに来たときのことをハッキリ覚えているわ。夏のまだ朝早い時間だった思う。紋章が刻まれた威厳たっぷりの黒い柵越しに、赤いレンガの宮殿があって、手入れの行き届いたお庭が見えた。

 

すると・・・お庭のすぐそこに、ぴょんぴょん飛び跳ねている子がいるではありませんか!なんてかわいいんでしょう!一羽だけじゃない、二羽はいたよ。柵の間から逃げられそうで逃げることがない、銀色の毛並みの、世にも美しいうさぎちゃん!

 

朝陽のせいだったのかな、うさちゃんは銀色に輝いて見えました。イングリッシュガーデンの植物は、朝露の中でみずみずしく茂っていました。

 

つづく

饗宴を超えて

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amatisne servitutem?

君たちは隷属が好きか

non amamus.

いや、好きではない

 

でもさ、UNIQLOで満足しているわけだし、教養もないのに歴史を俯瞰している気になってるわけだし、もうここはひとつ開き直って、解放奴隷の気持ちでどう?とりあえずみんなで亡命して、サテュリコンみたいな破滅的パーティーをするの。これら博物館級の高貴な青磁を惜しみなく並べて、珍味たっぷりのお料理をごってり盛り付けます。身土不二?フードマイル?そんなの無視して、なんでもポチしてお取り寄せすればいいじゃん。まわりに古今東西の遺跡を日替わりで配置したりして、来る日も来る日も賑やかな宴会しようよ。ドレスコードはその日によりけり。古代ローマ縛りなら、冠とか金のネックレスとかで着飾ってきてね。健全な精神も、立派な正義も、ここでなら売ったり買ったりできそうだよね。パリあたりじゃ白いディナーパーティーを催して得意になってるらしいけど、招待されたとしてもお・こ・と・わ・り!ここ、ロンドンでの饗宴こそが、実に問題山積の話題のイット・パーティーでしょ。それじゃいまから、ここ見てるみんなにインビテーション送るね。待っててね。

 

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